Ⅰ-14 アンデルセンの旅
馬車にゆられて アンデルセン
はるかな旅路(たびじ)の 川でみた
まずしい身(み)なりの 洗濯女(せんたくおんな)
よくにてる! かあさんにそっくり
こみあげてくる なつかしさ
馬車よゆっくり 走っておくれ
こんなりっぱな 服(ふく)をきて
王さまにさえ 招(まね)かれて
好(す)きな童話(どうわ)や 仲間(なかま)たち
お金だって たくさんできた
けれどさみしい なぜだろう
花も蝶(ちょう)ちょも 友達(ともだち)なのに
馬車にゆられて アンデルセン
迷子(まいご)の子犬を ひざにのせ
みどりの草原 はしってく
よくにてる! 故郷(ふるさと)のあの丘(おか)に
空に流れる 白い雲
飛(と)べよ白鳥 夢(ゆめ)をのせて
【メモ】