18/10/2020 / 最終更新日時 : 19/10/2020 oguro_admin エッセイ 神奈川新聞 リレーエッセイ 目次 1.わたしの多摩川2.花火3.身近な昆虫たち4.大きな樹5.七草粥6.春の雪7.美しい地球と童謡に8.蜘蛛の天気予報9.逢えなくなった友達10.秋の勲章11.初春と始皇帝12.山椿13.苺の思い出14.花のいのち15.美 […]
18/10/2020 / 最終更新日時 : 18/10/2020 oguro_admin エッセイ 1.わたしの多摩川 <平成元年6月7日> いつも都心からの帰途、多摩川の橋を渡る時、ホッとした気分になる。わたしの多摩川、つまりテリトリーに帰って来たという動物的本能的な安らぎを感じるのである。この辺りに生まれて育って生きて半世紀余り。流 […]
18/10/2020 / 最終更新日時 : 18/10/2020 oguro_admin エッセイ 2.花火 <平成元年8月9日> 花火にまつわる思い出は、人それぞれにあるものだ。 花火と言へば、かつて日本のゴッホと言われた故山下清の貼り絵はすばらしい。夜空にはじける音まで聞こえてきそうな感じがしたものだ。山下清の花火の絵を、 […]
18/10/2020 / 最終更新日時 : 18/10/2020 oguro_admin エッセイ 3.身近な昆虫たち <平成元年9月20日> 夏から秋にかけて、わが家の裏庭にある物ほし竿の下側に、行儀よく一列に並んで、羽を休めているウスバカゲロウを見かける。 イトトンボに似た小型の細いトンボと思えば、アアあれかと想像がつくと思う。 ウ […]
18/10/2020 / 最終更新日時 : 19/11/2022 oguro_admin エッセイ 4.大きな樹 <平成元年11月15日> 大地にどっかりとふんばって、空と握手をしている木が私は大好きだ。大きな木には総て抱擁してくれる母のやさしさと、深い安らぎがある。 木の生命力はすばらしい。 屋久島の縄文杉や大王杉など、二千年も […]
12/01/2019 / 最終更新日時 : 19/11/2022 oguro_admin エッセイ 5.七草粥 <平成2年1月3日> わたしの住んでいる川崎市のこの辺りでは、正月七日の朝に七草()粥()(ななくさがゆ)を食べる風習が残っている。七草粥は昔から万病を除くといわれ、無病息災の大事な行事の一つであった。 わたしが少女の […]
19/10/2020 / 最終更新日時 : 19/11/2022 oguro_admin エッセイ 6.春の雪 <平成2年3月8日> 東京周辺の春の雪は、水分を多く含んでいて、なんとなく暖かい豊かさを感じさせる。 まぶしい雪が陽に輝いて、湯気のように立ちのぼる水蒸気は、恰も機関車が春を連れてやって来た感がする。 寒椿の赤い花や深 […]
19/10/2020 / 最終更新日時 : 19/11/2022 oguro_admin エッセイ 7.美しい地球を童謡に <平成2年5月10日> 五月と言うと、新緑の美しさと行楽シーズンの楽しさいっぱいの季節である。と共に野に山に海に至るところ、ゴミいっぱいの季節でもある。 こども達が捨てるお菓子の袋や空きかん。大人が捨てる空きかんやタバ […]
19/10/2020 / 最終更新日時 : 23/11/2022 oguro_admin エッセイ 8.蜘蛛の天気予報 <平成2年6月21日> 「ビルの窓 蜘蛛かと見違(まが)う ガラスふき」 いつだったか交通渋滞の都心を運転していた時、ふと高層ビルに目を移すと、蜘蛛‼と錯覚したのは、なんと小さなゴンドラに乗ったガラス掃除 […]
19/10/2020 / 最終更新日時 : 23/11/2022 oguro_admin エッセイ 9.逢えなくなった友達 <平成2年8月7日> 今夏は全くの雨不足で、猛暑と日照りに庭の植木が疲れをみせている。然し青々と伸びている雑草のたくましさには驚かされる。 夏は朝と夕方に、草とりや植木の水やりをしている。 そんな時、数年前頃までは、思 […]