白馬の海

風の吹く日は 海原(うなばら)を
白馬の群が かけめぐる

風の吹く日は 海原を
白馬の群が かけめぐる
岸に向かって
走る走る走る走る 走る走る走る走る
背(せな)に乗るのは 幻の
白旗なびかす 源氏の武将

箱根路を わが越えくれば
伊豆の海や
沖の小島に 波のよる見ゆ

遠い昔の 実朝(さねとも)の
りりしい姿 よみがえる
風にむかって
走る走る走る走る 走る走る走る走る
夢か現実(うつつ)か いななきが
怒涛(どとう)の波間に ひびいて消える

風の吹く日は 海原を
白馬の群が かけめぐる

風の吹く日は 初島を
白馬の群が かけめぐる

【メモ】
作曲:小林秀雄
楽曲データ:fis-moll(嬰へ短調) 女声三部
楽譜掲載書籍:児童合唱とピアノのための組曲 白馬の海 より 2曲目
音源:なし