Ⅲ-15 大平原の黄昏

風もなく
音もなく
地平線(ちへいせん)に
夕日が溶(と)ける

浮(う)かぶ影絵(かげえ)は
アカシアの 拡(ひろ)げた枝(えだ)と
ねぐらに群(む)れて帰る
動物(どうぶつ)たち

ああ
大自然(だいしぜん)の限(がぎ)りない 美(うつく)しさ
今日(きょう)を生きる 幸(しあわ)せよ

風もなく
音もなく
地平線に
夕日が溶(と)ける
雲のふちを 金色に染(そ)めて

【メモ】