Ⅲ-14 サバンナの砂柱
ザザザザザザザ ゴ ゴオーッ
ザザザザザザザ ゴ ゴオーッ
しま馬の群(むれ)が はねた
いっせいに サッと散(ち)った
よじれた 速(はや)い風が
砂塵(さじん)を すくいあげる
空高く舞(ま)い上がる 砂柱
昇(のぼ)りつめると
花火と開いて やがて崩(くず)れ落(お)ちる
ザザザァーッ ザザザァーッ
砂柱は 幾(いく)すじも
遠(とお)くに 近くに
生まれては 消(き)え
消えては 生まれる
それはあたかも
地球(ちきゅう)が生きてる
神秘(しんぴ)な証(あかし)であるように
ザザザザザザザ ゴ ゴオーッ
ザザザザザザザ ゴ ゴオーッ
【メモ】