2-2 待ちぼうけ ~リンゴに雨が降るように

待ちぼうけって不思議なもの
流れる人並のなかに
あなたの声が聞こえたり
似ている姿がちらつくの

嫌いになったのかしら
うぬぼれだったのかしら
やっぱり来ないのかしら
心の中を冷たい風が吹きぬけて
小指の先までしみとおる

【メモ】

【朗読】
  待ちぼうけ
    朗読:大森 寿枝