06/05/2020 / 最終更新日時 : 15/10/2022 oguro_admin 詩集「エメラルドの約束」 4-1 穴花 ～黒人歌手の歌 場所横浜港町細い暗い路地裏の酒場小さな人口だけがポツンとあいてる穴倉酒場 名前も穴花 黒人トランペット吹きの額から脂汗がにじんで裸のダンサーの白い体が光のなかにうごめく通風のわるいカビの匂い タバコの煙香水 男 女 酒 […]
06/05/2020 / 最終更新日時 : 06/05/2020 oguro_admin 詩集「エメラルドの約束」 4-2 黒人歌手の歌 Ⅰ ～黒人歌手の歌 恋はきまぐれ 窓からそっとハダシのまんま 逃げて行くどうせ世の中 男と女蟻の数より 男なんてあるさ恋のガラクタ 燃したら損だよまとめてからげて 屑屋に売っちゃえ 売ってもうけた その金もって酒場でのんで 酔っぱらえ酒は陽 […]
06/05/2020 / 最終更新日時 : 06/05/2020 oguro_admin 詩集「エメラルドの約束」 4-3 黒人歌手の歌 Ⅱ ～黒人歌手の歌 漁火（いさりび）のようなものね酒場にゆらめく 灯（あかり）って男なんて 魚（さかな）さ待つあたし 釣り人さ 釣り人も 海に落ちる釣ってる心算で 釣られたり追って逃げて つかまって目をとじて 溺れてく 溺れても 悔いはしな […]
06/05/2020 / 最終更新日時 : 06/05/2020 oguro_admin 詩集「エメラルドの約束」 00 あとがき 女の一生は、喜びと悲しみと苦しみの、いろんな色彩が繊維に綾なす美しい絵巻であると思います。人それぞれに異る人生があります。でも女としての感情は誰でも同じ。偉い女といわれるよりも、一人の男性から可愛いヽ女といわれた方がより […]
