02/05/2020 / 最終更新日時 : 17/12/2022 oguro_admin 童詩集「シツレイシマス」 3-12 ビー玉の中の けしき ~おつむの チャック さかさに見えた ちっちゃく見えたせいたかのっぽの シュロの木がハタキみたいに さがってるつまんで見上げた ビー玉の中のけしき アブクが見えた ブツブツ見えたタニシやフナの ひとりごとなかにこっそり かくれてるクルクルまわ […]
02/05/2020 / 最終更新日時 : 02/05/2020 oguro_admin 童詩集「シツレイシマス」 00 あとがき この小さな童話集『シツレイシマス』は「木曜手帖」「まつぼっくり」「随筆サンケイ」等に発表されたものと、未発表のものとを併せた四十七篇、主として土の匂いのするものを集めてみました。 そんな動物でも昆虫でも、あるいは植物で […]
03/05/2020 / 最終更新日時 : 17/06/2021 oguro_admin 詩曲集「うたのパレット」 シュロの 花が シュロの花が 咲いた せいたかのっぽの 梢にさいた バナナとにている きいろい房(ふさ)だ シュロの花が はぜた せいたかのっぽの 梢にはぜた ほぐしたカステラ 地面にまいた 子犬がシッポで カステラはいた 【朗読】 シ […]
03/05/2020 / 最終更新日時 : 11/10/2020 oguro_admin 詩曲集「うたのパレット」 山から下りた 近道 山から下りた 近道は ツルツルすべる 谷の道 根っこの手すりに つかまって 横にあるいて カニのまねした かさなる青い トンネルが 涼しくつづく 谷の道 見上げた葉っぱの うらがわに セミのぬけがら 光って […]
03/05/2020 / 最終更新日時 : 14/05/2022 oguro_admin 詩曲集「うたのパレット」 000 あとがき サトウハチロー先生の木曜会で三年ほどお世話になり、童謡の道を歩き出してから十余年、最初の童謡集「シツレイシマス」を出版してから七年、二冊目の童謡集「ホラ耳をすまして」を出版してから五年の歳月が経ち、この度曲集出版の夢が […]
05/05/2020 / 最終更新日時 : 05/05/2020 oguro_admin 童詩集「モンキーパズル」 Ⅲ-12 うし蛙の会話 ボボーボー ブブーブー ボボーボー ブブーブー お月さんがきれいだね ボーボー 風の匂(にお)いがあまいわね ブーブー ふくれたお腹(なか)とてもかわいい ボーボー 短(みじ)かい脚(あし)がすてきだわ ブーブー ボボ […]
24/05/2020 / 最終更新日時 : 24/05/2020 oguro_admin 歌曲集「小黒恵子の詩による歌曲集うぬぼれ鏡」 Ⅳ 遠いあじさい 六月の雨は うす紫うす紫の花は あじさいあじさいの花言葉は 心変わり 信じることは悲しみを呼ぶことなのでしょうかでも 信じることは幸せでした 一つの傘に より添って歩いたあじさいのゆれる 雨の歩道 「君によく似た 女の子 […]
24/05/2020 / 最終更新日時 : 24/05/2020 oguro_admin 歌曲集「小黒恵子の詩による歌曲集うぬぼれ鏡」 Ⅴ うぬぼれ鏡 まあ今朝のわたし なんて美しいんでしょう鏡をみつめて 微笑んで花の香りの 化粧水手のひらでたたく 心地よさ気づかなかった ホクロでさえなぜかとっても チャーミングうふっ! ああ今日のわたし なんて自惚なんでしょう鏡をみ […]
24/05/2020 / 最終更新日時 : 24/05/2020 oguro_admin 混声合唱組曲「白馬の海」 梅の花 春のたよりをのせて 梅の花雪の白さの まぶしい花びら黒潮の風に ゆれてますほころびた 花のなかから小さな天使の うた声がホラ たのしく聞こえてきます 春は 熱海梅園の梅の花から あたらしい季節が はじまります 風にやさし […]
24/05/2020 / 最終更新日時 : 24/05/2020 oguro_admin 混声合唱組曲「白馬の海」 白馬の海 風の吹く日は 海原(うなばら)を白馬の群が かけめぐる 風の吹く日は 海原を白馬の群が かけめぐる岸に向かって走る走る走る走る 走る走る走る走る背(せな)に乗るのは 幻の白旗なびかす 源氏の武将 箱根路を わが越えくれば […]